スリランカ最大の石窟寺院「ダンブッラの黄金寺院」

スリランカ中央に位置するダンブッラの町にある、スリランカで最大かつ最も保存状態がよいとされる石窟寺院が「ダンブッラの黄金寺院」です。

その歴史は古く、紀元前3世紀に修行の場として開窟が始まり、紀元前1世紀に当時シンハラ王朝の王ワッタガーマニー・アバヤが戦勝を記念し寺院を創建。以降代々の王朝が修復・増築を続け、現在は5つの石窟によって構成されています。

各時代の王により修復・増築が行われ、手厚く守られてきた「ダンブッラの黄金寺院」の岩窟内には、今なお美しく色鮮やかな壁画群やたくさんの仏像だけでなく、スリランカの王やヒンドゥーの神様も祀られている神聖な場所でもあります。5つの石窟寺院には、153体の釈迦像と3体のスリランカ王像、4体のヒンドゥー神像が祀られていいます。

当時から、最大規模でかつ最も重要な僧院として機能していましたが、現在も保存状態が最も良いことで知られており、1991年に世界遺産に登録されています。